メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る本を読みました。精神的に頑張れという本ではなく、ストレスでおかしくなる前に、自分を大切にした生活を送ろうというような本でした。
メンタルがおかしくなるくらいがむしゃらに働いて、この著者は、メンタルダウンして退職してしまいました。その後、このことを教訓にして、キャリアアップに成功し、充実した生活をされているみたいです。
この著者が経験したメンタルダウンに比べたら、私のトラブルは、たいしたことではありません。しかし、なにか参考になればと思い、読んでみました。
「1対2対7の法則」
すべての人に好かれる努力は、無駄でしかない。そう思わせるデータが載っていました。
人間関係の「1対2対7の法則」(出典:「ストレスフリー超大全」著者:樺沢 紫苑、ダイヤモンド社)
というデータがあることに驚きました。
人間関係では、次のとおりになるそうです。
10% :どんな事があっても敵になる人
20% :好意的な人
70% :中立な人
どんなに頑張っても、自分を嫌いな人は1割いる結果になっています。
1割の人に、「いつかわかり合える」的な努力はやめたほうが良い。
「人は、基本的にわかり合えない」と思っていたほうが気が楽に付き合える。
と助言されていました。
さらに、説明として、
たとえ、両親や夫婦、恋人であっても完全にわかり合えることなんてありません。仲良くしていられるのは、生まれ持った性格や育ってきた環境で形成された価値観など、生きる方向性が合っているからです。
残念ながら、この方向性が自分とは、真逆の人もいます。そんな人とは、どんなに頑張っても同じ方向を向くことなんてできない。
10%に入る人に「いつかわかり合える」的な努力はやめましょう。膨大な時間を消費するうえに、メンタルを消耗することになります。
そんなことに時間と気力を使うぐらいなら、素の自分を受け入れてくれる20%の人をもっと大切にした方が良い。
ある程度コミニケーションを取ってみて、「あっ、無理。」と思ったらサヨナラしましょう。
完全にサヨナラできない関係なら、心のソーシャルディスタンスを取りましょう。
一線超えてきたら撃ちますよの気概を持って。
人は、基本的にわかり会えない。もし、わかり合える人と出会えたら、ラッキーぐらいに思っておくと、に楽でしょう。
実体験があるだけ、とても奥が深い話です。知人に当てはめると、残念な10%のひとに入るかもしれない。変人とは無駄な関わりをしないほうが良い。
参考にしたもの
書籍『この世を生き抜く最強の技術』著者:わび