一回読んでも、理解できませんでした。そのため、自分だけ分かるように整理してみました。
異なる文化的背景を持つ人たちとのコミュニケーションを理解することに役立つそうです。
それならば、同じ日本人同士の、私と知人にも役立つと思います。
感受性の発達段階
このモデルは、人が異文化に遭遇した際に、どのように感じ、考え、行動するかを、6段階に分けて説明しています。
①否定→②防衛→③最少化→④受容→⑤適応→⑥統合の6段階ごとに、異文化に対する意識の段階を表しています。
段階④以上が異文化に対応できる段階です。
異文化感受性発達モデル
自文化中心的段階(段階①〜③)
・自分の文化の判断基準で、他の文化を判断する段階
段階①文化の違いの否定
・異文化があっても、違いに気づけない。関心がない。認めない。接触を避ける。
段階②違いからの防御
・異文化を見下し、価値の優劣をつける。
・その裏返しで、自文化を見下して、異文化の方に価値を置くときもある。
(例)日本的価値観で見下すと
・時間を守らない人はダメ。
・自分勝手な行動する人はダメ。
・「普通はこうでしょう」と、相手の普通を侵害する。
段階③違いの最小化
・共通点に注目して、一緒だとして、表面的に片付ける。
・相手との違いや本当に伝えたいことを無視してしまう。
・「人は皆同じ」と分かった風なことを言う。
・相手の個性や文化の深みは理解しようとしないが、部分的に似通った部分を探して、相手を同質化していく。
文化相対的段階(段階④〜⑥)
・各文化の多様なあり方を認めようとする段階
段階④違いの受容
・違いを認識して、尊重できる。
・文化の違いの存在に気づいていても、積極的に捉えることはできない。しかし、義務的に異文化のルールになどに従うことができる。
・相手の意見や考え方が、自分の考えと異なっていても、それは、相手の文化的背景やその違いから生まれているものとして、理解して受入れることができる。。
段階⑤違いへの適応
・異文化に合わせることができる。
・文化の違いを理解して、その異なる文化にふさわしい行動を意識的に実践できる。
・相手の文化や考え方、社会的背景を理解した上で、相手方に受入れられるような対応をすることができる。
段階⑥違いとの統合
・複数の文化を自分のものにできる。
・異なる文化や自分の文化が持つ特徴や強みを状況によって使い分けることができる。
参考にしたもの
column東海大学文学部英語文化コミュニケーション学科山本志都准教授 - みんなの教育
グローバル人材の育成 ー高校の取り組みを中心にーコラム
異文化間コミュニケーションの力の発達段階と、指導の方法
東海大学文学部英語文化コミュニケーション学科 山本志都准教授
外国籍社員を輝かせる、異文化コミニケーションのヒント第三回教育のゴールイメー
ジを考える